「ブランディング」と一口にいっても多岐にわたる長期的な活動であるため、ニジボックスとして考える「ブランディング」の全体像を共有し、制作上のゴール(どの領域に注力するか)と、検討すべき観点について目線を合わせました。
今回は経営統合のタイミングであることから、その背景や今後のビジョンなどを会長と社長からヒアリングし、それらの言語化および整理、ビジュアライズに注力する進め方となりました。(ご相談内容によっては、企業の独自価値を発見するための取り組みからご支援するケースもあります)
Thinkings会長、社長(インフォデックス、イグナイトアイ両社社長)に、経営統合と新会社設立に向けた思いについてインタビューしました。
ヒアリング内容一例
インタビューの内容を基に、サイトデザインの中で打ち出すべき価値観を言語化し、デザインとコピーライティングによってどのように表現するかの方向性をご提案、議論しました。
結果として、信頼感、開放感、ギルド感という3つの価値観を軸とした表現とすることに決定しました。
この提案では、信頼感を土台とし、開放感、ギルド感の打ち出し方でパターンを分けています。
組織でありながら強い個の集合体である「ギルド感」を、黒を貴重とした設計で表現するパターンA1。
しがらみの無い開放的な組織であることを、広がりを意識した白ベースで訴求したパターンA2。
また、共通施策としてコピーライティングとアニメーションでもThinkingsの在り方を打ち出します。
「I」のオブジェクトが複数集まり数式を形成することで、強い個である社員が知恵を合わせて新たな価値を生み出す様子を表現しています。
※Thinkingsの「s」に込められた思いを具現化
会社設立に合わせコーポレートサイトを公開し、かつサイトデザインについて関係者の皆様が納得する品質であったため、同じデザインコンセプトで名刺の制作もご依頼いただきました。
Webサイトと名刺で一貫した世界観を表現することができ、Thinkingsというブランドの立ち上げに大きく寄与する結果となりました。
今回は設立したばかりの新会社のコーポレートサイトということで、世界観やメッセージの具体的な方向性が、まだうまく言語化されておらず、社内でも意識統一がとれるのか不安もありました。
ニジボックスさんは、各作業プロセスにおいて、こちらの意図を踏まえた上で丁寧に提案をしてくれたので、前に進めやすかったです。
結果、ホームページと名刺を通じて、弊社の想いがしっかり言語化されたと感じています。ありがとうございました!